これまでの歩み
東邦ステンレス工業は1953年(昭和28年)、共同出資で鋳物工場を開業してスタートしました。その創業メンバーの一人が、後に初代代表取締役となる大里千枝子です。現代表取締役・大里美栄子の義母に当たります。
自動車の普及を見据えOni鋲を開発
すぐ後に高度経済成長期を迎えるこの時期、千枝子はこれから自動車社会になっていくことを見据えていました。そして、鋳物技術を活かした道路鋲「Oni鋲」が生まれたのです。
道路鋲は、現在の道路標示の原点です。道路整備の需要が増えるにつれて、「Oni鋲」は一気に日本全国へ普及。自動車事故の予防、そして歩行者の安全を守ることに貢献しました。
時代の変化に合わせて商品を展開
二代目代表取締役、大里篤夫の時代には、自動車がますます普及していくにつれて、道路標示の主流は鋲からラインを引くことへと変化していきました。篤夫は、区画線を引く工事を皮切りに、道路標識やガードレールなど、道路に関するさまざまな工事を受注。ガードレールに取り付ける視線誘導標、光を増幅する道路鋲やソーラー式の自発光鋲など、時代とともに変化していくニーズに対応していくことで、現在の東邦ステンレス工業の土台となる商品が数多く生み出されていきました。
社会のニーズに応えるために
東邦ステンレス工業のスローガンは「環境にやさしく、道路にやさしく、そして人にやさしく」。その思いを具現化する商品も次々に生み出されていきました。たとえば、ブロック式のものが主流であった視覚障がい者誘導用標示。点字シートを貼り付けるタイプを開発することで、大幅な施工効率の向上に貢献しました。また、再生樹脂を使用した「あいくる」シリーズなど、環境に配慮した商品も続々と展開。持続可能な社会の実現に貢献しています。
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